移動とホテル泊

初めまして。2021年3月1日に、長野県に暮らしのベースを移すことになりました。なりました、では少し受動的なニュアンスなので正しくは「移すことにした」です。

 

周りの人には田舎暮らしがしたいんだよねという話を以前からよくしていたのですが、いざ決意をし物件を決め後戻りできない状況になってからは話すのにもなかなか勇気がいるものです。実際きちんと引っ越しを決めたことを話したのは、家族含めて5~6人なのではと思います。

なんとなくこうしたいんだよね、と話すことと実際に決めて取り掛かるということにはやはりこんなにも大きな違いがあるものだなとこの時実感しました。

確かに自分としても、東京圏で引っ越すという行為とは違う、人生の大きな決断であったと思います。移住するというと、転職や結婚?など聞かれますがそういう訳でもないのです。

移住することに決めた理由はざっくりはこんな感じです。

  • 自然環境豊かな地域で暮らしたい
  • 人混みを避けたい
  • コロナ禍で仕事がフルリモートになったため働く場所に縛りがない

この中でも一つ目(二つ目もほぼ類似しますが)の自然環境が豊かな場所で暮らしたいというのが一番の理由です。

ただ勇気を持ってようやく踏み出せたきっかけは、コロナ禍での環境の変化でした。

 

東京で家賃を10万年近く払い、ほぼ家の中に篭っているという生活はとっても勿体無いと思ってしまいました。そのほかにもきっかけが色々あるのですが、また改めてブログに綴りたいと思います。

 

年末に3月に建つ新築マンションが富士見町にできることを知り、急いで申し込みをしました。この時点ではまだ迷っていたのですが、この環境下、移住をする人・別荘として利用したい人も多いいのか迷っていたら物件はすぐに埋まりそうで、これはもう決めるしかないと申し込みをしたのです。

 

ありがたいことに3月まで家賃もかからず、2ヶ月間物理的にも心理的にも準備することができました。

 

荷物が少ないほうの人間なので、引っ越し業者に今までお世話になったことがなく荷物の移動は全てクロネコヤマトにお願いしました。

2月の最終週でゆるゆるとすべて荷物を送り、まだ車ももていないので移動は電車で長野まで。布団は今まで住んでいた家の引き渡し当日に送ったので配送が翌日にしか着かず、長野生活初日は塩尻にある不動産屋に鍵をもらいに行ったのち、茅野のビジネスホテルで過ごすことにしました。

 

昼過ぎに物件の引き渡しを終えて、14時ごろには東京を出発。移動時には時間を無駄にしないように本を数冊リュックに入れてきたのですが、そんな意味もなくボーっとしたり少し眠りについたりを繰り返していました。

最近よく聴くお笑い芸人のラジオを聴き流したり。そうこうしているうちにGoogle Mapの現在地はどんどん日本の中部に向かいそろそろかな〜と思っていたところ

塩尻塩尻〜」

おりなければ!!と思ってからでは遅くなんと降り過ごしてしまったのです。

松本で折り返し、塩尻に戻ることにしました。よくいえばマイペース、のんびり、悪く言えば不注意、注意散漫忘れっぽい性格です。そんな自分の性格にも慣れてしまったもので不動産屋には申し訳なかったですが、松本までの景色も楽しみました。

 

不動産屋では重要事項説明という、賃貸契約での手順を踏み自分の住所や名前を記載し印鑑を押したりしますがここは「完全に引っ越すんですか?」と聞かれました。びっくりされたというよりは、長野県は他県に在住しながら別荘として家を持つ人や、デュアルライフ的に過ごす人も多いようなのです。

 

鍵をもらい、塩尻から茅野ホテルに向います。朝から荷物のまとめと家の引き渡しなどで移動中に菓子パン一つしか食べれていなくだいぶお腹が減っていました。

電車の待ち時間が30分もあったので、駅の立ち食い蕎麦屋で山菜そばをいただきました。

 

隣にやってきた常連のお客さんが、店員さんと仲よさそうに話していて、やはり人と人との関係が東京とは少し違うのかななんて感じたりしました。

 

これから今までの生活とはたくさん違うことが起こると思います。

不安もたくさんありますが、とても楽しみです。

早速これから、建ったばかりの物件に向かいます。